ラフシモンズ 98SS~00AW メンズウェアの天才デザイナー『Raf Simons』

rafsimons_blackpalmsFashion〜ファッション〜

世界の天才デザイナー『Raf Simons』の歴史〜コレクション編2〜

 

メンズファッションにおける革命児

“Raf Simons”の98SS~のコレクションについてわかりやすく説明していきます。

誕生編95AW~97AW もぜひチェックしてみてください!

 

1998S/S “Black Palms”

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このコレクションは僕もいくつかのアイテムを持っています!

日本では”ブラックパーム期”なんて呼ばれたりすることもあるくらい重宝されているコレクションの1つです!

1998S/Sは、ラフシモンズの6回目のコレクションであり、2回目のランウェイショーになります。

“Black Palms”(ブラックパーム)と名付けられたこのコレクションは、パリのバスティーユ周辺の駐車ガレージで発表されました。

モデルは、プロのモデルではなく、ほとんどがシモンズ自身のイ​​メージや彼の友人のイメージに近い若者を探すためラジオ広告で募りました。
このショーのオープニングルックからローライズの黒のパンツでランウェイに10代のモデルたちが歩き、上半身裸の体に描かれたシンボルは印象的でした。

ベルギーの友人でありアーティスト”Franky Claeys”(フランキークレイズ)がこのショーのグラフィックを担当し、”Jos Brands”(ジョス・ブランド)がモデルの背中に描いた黒いヤシの木(Black Plams)が特徴的であり有名になります。

60を超えるルックを発表したこのコレクションはは、シモンズの最も長いショーの1つであり、彼の最も多様なショーの1つとなりました。

これまでにラフシモンズのランウェイショーに登場したデニムはたった2回しかなくかなり貴重です。

パンクのグラフィックとヤシの木は今でも記憶されていますね。

 

1998-99A/W “Radioactivity”

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このコレクションは、

“Laurie Anderson”(ローリーアンダーソン) アメリカ出身のアーティスト

”Vanessa Beecroft”(ヴァネッサビークロフト) イタリアのパフォーマンスアーティスト

などからインスパイアーされ、80年代のニューウェーブとパンクに触発されたコレクションです。

このコレクションには、肩幅が狭くスキニーなスリムフィットのテーラリングが含まれており、現在のメンズウェアを牽引したようなデザインですよね。

 

 

 

1999S/S ”Kinetic Youth”

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このコレクションは建築と若かりし頃のスポーツからインスピレーション・ヒントを得たものといわれています。

シモンズの初期の作品の多くはパンク。

彼は”私は非常に丈夫で直線的な服仕立てに夢中です”と言ったそうです。

”スーツを見たことのない14歳の若者たちに、どうやってそんな服を持っていけるだろうか”と自問したらしいです。

このコレクションのシルエットとデザインは個人的にもかなり好きです。

”Ruffo Research”:1999

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ラフシモンズ はこの年、Ruffo Researchという1998年から立ち上がったイタリアのレザー生産で有名な企業で1999S/S~2000A/Wのメンズウェアのデザインを担当しました。

この時レディースウェアを担当していたベルギーのアントワープ出身デザイナー”Veronique Branquinho”(ヴェロニク・ブランキーノ)は当時のラフシモンズ の恋人だったそうです。

カップルで何しとんねん。笑

 

1999-00A/W ”Disorder-Incubation-Isolation”

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このコレクションではJoy Divisionのメンバーのスタイルを彷彿とさせるようなシャツにトラウザーズのルックや、全身を黒で覆ったルックなどが見られました。

 最初の3つのグループの髪は黒い色で最後の部分で、髪はブロンド色の髪に変わり非常に構築された髪型でした。

衣装の色は黒から灰色に変わりました。

Raf Simonsはブラック、モノトーンが好きですが、未来とは対照的に過去も好きです。

このパートの音楽はとても速かったです。

モデルの顔が黒塗りされていたり表現の工夫がかなり印象的ですね。

Rのロゴが入ったタートルもかなり人気なのではないでしょうか。

 

 

 

2000S/S ”summa cum laude”

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このコレクションで特に人気なのはこのMAー1です。

ピラミッド型の三角形のマークが数々出るコレクションですが、 このMA-1はスクールサブカルチャーの両方からインスピレーションを受けたコレクションです。

シルエットは完璧なパターンのオーバーサイズと賞賛されています。

2000-01A/W ”Confusion”

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このコレクションはスクールサブカルとパッチワークの絶妙なミックスが印象的でした。

僕もこのコレクションは大好きなコレクションの一つです!

 

なんと、このコレクションを機にラフシモンズ はブランド活動を休止してしまいます。。。。

続く

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