今回は、『Travis Scotto』×『NIKE』Air Jordan1Lowの最新コラボビジュアルがリークされましたので、Travis Scotto、元ネタのモデルも含め紹介します。
Travis Scottoについて
トラヴィス・スコットことジャック・ベルマン・ウェブスター2世(Jacques Bermon Webster II)は1991年4月30日、テキサス州ヒューストンで経営者だった父親と「アップル(Apple)」の従業員だった母親の間に生まれた。祖父はジャズの作曲家、父親は退職後にドラマー、叔父はベーシストという音楽家系に生まれたこともあり、3歳でドラムセットをプレゼントされる英才教育を受けて育ちます。
ちなみに、トラヴィス・スコットというステージ名は、この叔父トラヴィスとラッパーのキッド・カディ(Kid Cudi)の本名スコット・ラモーン・セグロ・メスカディ(Scott Ramon Seguro Mescudi )から。
ドラムを買い与えられた後にはピアノも習い始めるも、「女の子にモテなそうだから」という理由で早くからビートメイキングをスタートしたそうです。
若干21歳で「グッド・ミュージック」と「グランド・ハスラー」の所属となったトラヴィスの存在は業界内で評判を呼び、ラッパーの登竜門として知られるヒップホップ専門誌「XXL・マガジン(XXL Magazine)」の新人発掘企画”XXL・フレッシュマン・クラス(XXL Freshman Class)”の2013年版に晴れて選出。
そして、カニエの6thアルバム「Yeezus」や、ジェイ・Z(Jay-Z)の12thアルバム「Magna Carta Holy Grail」などにプロデューサーとして携わりつつ、2013年のデビューミックステープ「Owl Pharaoh」と、翌年の2ndミックステープ「Days Before Rodeo」を経て、2015年に待望のデビューアルバム「Rodeo」をリリースした。恩師カニエや、スター街道まっしぐらのジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)ら多くのゲストアーティストを迎えた同作は、批評家から概ね好意的な評価を受け、全米アルバム・チャートでは3位を、全米ラップアルバム・チャートでは1位を獲得します。
また既にこの時、彼の代名詞にもなっているローファイながらオートチューンを多用したスペーシーな”トラヴィスサウンド”を確立しており、たった1枚のアルバムでラップファンたちからの信頼を得たのです。
トラヴィスを語る上で、ファッションアイコンとしての活躍ぶりは避けて通れません。
ファレルとカニエから強い影響を受けている彼は、デビューアルバム「Rodeo」の収録曲”Antidote”のミュージックビデオで「ラフ・シモンズ(RAF SHIMONS)」の2000年代前半のアイコニックなアイテムを着用し、別の収録曲”Piss On Your Grave”のMVでは「イージー シーズン1(YEEZY SEASON 1)」のアイテムに身を包むなど、キャリア初期から感度の高さを見せつける巧みなセルフプロデュースを行ったのです。
これが功を奏しファッションアイコンとして登りつめ今日のコラボラッシュに繋がるのでした。
NIKE Air Jordan1
エアジョーダン1は、バスケットボールの神様とも言われるマイケル・ジョーダンのシグネイチャーモデルとして1985年に誕生しました。
Air Jordan1 chicago
Alr Jordan1 Bred
“Bred”(ブレッド)と”Chicago”(シカゴ)と呼ばれるカラーは、スニーカー好きの中ではあまりにも有名です。
エアジョーダン1には、履き口の長さが違う3種類のタイプ(ハイカット、ミッドカット、ローカット)があります。
一番長いハイカットと1番短いローカットは初期から存在しており、その後ミッドカットというモデルが発売され、現在に至ります。
本コラボモデルの特徴
付属のシューレースは、シューズ全体と同色で統一感を出してくれるブラック、シュータンにさりげなく施されたステッチのカラーとリンクするレッド、無地のアッパーにアクセントとなるホワイト/ブラックのオリジナルパターンの3つになっています。
どれもブラックのスエードとヌバックにホワイトのステッチが対照的な本モデルにぴったりなカスタムとなっています。
外側のリバーススウッシュや、愛娘・Stormi(ストーミ)を表したヒールの蜂モチーフとAir Jordanのウィングロゴ、ところどころに散りばめられた“Cactus Jack”のロゴなどディテールにもこだわった1足となっています。
販売方法について
本モデルですが、価格は150ドル約¥20,000となっています。
発売日は現地時間の12月15日ローンチ予定です。
少し先にはなるので、気になる方はまずはビジュアルをちぇっくしてみましょう。