世界の天才デザイナー『Raf Simons』の歴史〜コレクション編1〜
今日はメンズファッションにおける革命児
“Raf Simons”のコレクションについて書いていきます。
前回の記事の誕生編をまだ見ていない人はそちらもチェックするとより面白く見れるかと思います。
1995-96A/W
誕生編ではこのコレクションまで紹介させていただきました。
1995年秋冬、ミラノでプレゼンテーション形式でメンズのコレクションを発表。
このコレクションは彼が通っていたカトリック学校の制服からインスピレーションを得たものでした。
そしてこのコレクションのアイテムこそ独学で作りアントワープへ持って行った服なのです。
モデルはなんと素人を選びショーへ起用ししています。
コレクションが今僕たちが見てもかなり現代的に見えるのはやはり彼が天才デザイナーと言われる最大の特徴だと思ってます。
1996S/S
「Blow Up」や「Christiane F.」などのカルト映画からインスピレーションを得ています。パリのプライベートショールームで発表され、家庭用8 mmビデオで撮影されました。
1996-97A/W ”We Only Come Out At Night”
パンクとゴシックのタイトでクラシックな形。
パリのプライベートアートギャラリーで、コレクションの衣装に身を包んだ地元の裕福な子供たちをフィーチャーした物語の自作ビデオで上映しました。
1997S/S ”How To Talk to Your Teen”
このコレクションはパリの写真スタジオで発表されました。
学校をやめ、ついに想像上のUFOに集まった14人のティーンエイジャーを示すビデオでした。
彼らは、日常生活や学校、両親などの世俗的なものとは対照的に、自分たちの空想にふけることができる環境を作りました。
ビデオから撮影された3つの大きな写真と、ティーンエイジャーの写真が入った70年代スタイルのプレキシガラス製の写真キューブで飾られています。
シルエットは再びタイトで男子生徒やサーフボーイを組み合わせたパンクに触発されています。
そして”HOW TO TALK TO YOUR TEEN”
当時まだ若いラフシモンズが描いたファッションに対する考えが現れている貴重な資料だと思います。
ラフシモンズは若者たちに絶大な人気を誇ります。
1997-98A/W
このコレクションはパリ メンズ プレタポルテ・コレクションに初参加したコレクションになります。
ラフシモンズは”The Smash Pumpkinsの”Tobight Tonight”の音楽を使用しました。2011SS と2012-2013AW”Jil Sander”ウィメンズショーのためにこの曲を使いました。
パンク、ニューウェイブ、アメリカのキャンパスルックをミックスさせたルック。
ラフのが持ち味が出ていましたね。
スクールパンク期と呼ばれたりもします。
95AW~97AWまでを紹介しました。
ラフシモンズコレクション編2 では98SS~ご紹介していきます!
