世界の天才デザイナー『Raf Simons』の歴史〜誕生編〜
今日はメンズファッションにおける革命児
“Raf Simons”について書いていきます。
Raf Simons について
名前 Raf Jan Simons ラフジャンシモンズ
出身 Genk ヘンク(ベルギー)
生年月日 1968/1/12
出身地Genk:ベルギー
ラフシモンズは1968年1月12日、ベルギーの郊外、ヘンクで生まれました。この町は工業が盛んで自然豊かな街といえるでしょう。人口約6万人と小さな街ですがそんな環境で育ったラフシモンズには何かインスピレーションされる魅力がこの街に隠されているのかもしれません。その証拠にこの街にはもう一人、ファッション業界の天才”Martin Margiela“の故郷でもあるのです。
大学:インテリアデザイン
彼は1991年に”LUCA School of Arts”という学校を卒業しました。
彼がここで学んだのは 工業デザインと家具のデザインでした。
そして彼はさまざまなギャラリーの家具デザイナーとして働きました。
ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクとの出会い:1989年
ウォルターはアントワープ王立芸術大学を卒業した”アントワープの6人”(Antwerp Six)の一人でファッション業界では名の知れたデザイナーです。
ラフシモンズは学生の間にウォルター・ヴァン・ベイレンドンクのデザインスタジオでインターンを務めました。
アントワープ王立芸術大学 ”アントワープの6人”(Antwerp Six)についてはこちら
ウォルターがある日ラフシモンズをパリのファッションウィークに連れて行き、ラフシモンズはあるデザイナーのコレクションを見てファッションにのめり込みました。
マルジェラのコレクションに感動:1989年
ラフシモンズはマルジェラのコレクションショーを初めて見たとき、シモンズはファッションデザインに興味を持ちました。
これはシモンズにとっても生まれてはじめて見るファッションショーでした。
その後、活動に大きな影響を与えるものだったとインタビューでも答えています。
アントワープが入学拒否(天才)
パリのファッションウィークに参加しマルジェラのショーを見たあと、数年間インテリアデザイナーとして働いたのちに、ファッションの道へ足を踏み入れます。
当時ファッションを牽引していたアントワープ王立美術アカデミーの門を叩くため、アントワープに移りました。
自ら独学で作ったいくつかの服を持ちアントワープ芸術アカデミーへ。
当時のファッション学科長リンダ・ロッパに出会い服を見せ入学したいというと彼女は、
“あなたはうちの学校で学ぶ必要がない”とラフシモンズへ発言。
ブランド『Raf Simons』を設立:1995年
マルジェラに影響されファッション業界に飛び込みアントワープへの入学を勧められなかったラグシモンズはリンダ・ロッパの後押しもあり、1995年秋冬、ミラノでプレゼンテーション形式でメンズのコレクションを発表。
このコレクションは彼が通っていたカトリック学校の制服からインスピレーションを得たものでした。
そしてこのコレクションのアイテムこそ独学で作りアントワープへ持って行った服なのです。
モデルはなんと素人を選びショーへ起用ししています。
コレクションが今僕たちが見てもかなり現代的に見えるのはやはり彼が天才デザイナーと言われる最大の特徴だと思ってます。
ここからようやく”Raf Simons”のコレクションやデザインの特徴などに触れていきます。