本日は、昨年UNIQLO(ユニクロ)とのコラボコレクション+Jを発表し話題となり、ミニマムなデザインの火付け役である、『Jilsander(ジルサンダー)』について徹底解説したいと思います。
Jilsanderについて
ノーブルで、ミニマムなモノトーンをベースとした、コレクションやウエアで一世を風靡した、ジル・サンダー。
都会的なジル・サンダーのウエアは、ファッションエディターや、スタイリストご用達iアイテムとして、90年代後半、爆発的な人気を博しました。
ファッション関係者が、こぞって愛用するブランドとしても有名なジルサンダー。ミニマムで、上質なリアルクローズウエアは、シンプルなだけではなく、凛とした強さを感じます。
新、クリエイティブ・ディレクターのLuke・Maier夫妻(ルークメイヤー)が就任し話題のジルサンダー。ブルジョアジーな、ジェットセッターにも愛される、元祖ミニマリズムブランドです。
初期Jilsander
ジルサンダーは「ヘイドメリー・ジリーン・サンダー」(愛称ジルサンダー)がドイツのセレクトショップとしてオープン。
ミニマムなデザインの先駆けとなるブランドです。
1973年にパリコレデビューしました。
今ではミニマムなデザインで人気を博していますが、70年代半ばから80年代のパリは、グラマラスで、鮮やかな色使いやデザインが、トレンドとされていました。コムデギャルソンが、黒をメインとした、コレクションを、パリで展開し、否定的な意見も多かった時代です。
しかし、世間は彼女を見捨てませんでした。
服作りに対する、並々ならぬ姿勢や、そのクリエイションを評してジルサンダーは「鉄の女(クイーンオブレス)」と呼ばれました。
徐々に認められていきますが、紆余曲折ございました。
Rafsimonsクリエイティブディレクター就任
ジルサンダーは、1999年にプラダグループの傘下に入ることになりますが当時の経営陣と度々意見の食い違いがありました。
jilsanderの最大の武器でもある、技術の存続が危ぶまれると判断しグループの傘下を離れることになります。
そして、経営不信に陥ります。
そんなジルサンダーに2005年5月メンズデザイナーの鬼才Rafsimons(ラスシモンズ)がクリエイティブディレクターに就任します。
アーティスティックで、メッセージ性の強い、プロダクツで、多くのファッショニスタを虜にし続けてきた、鬼才が創り上げる、ミニマリズムのパイオニアブランド、大きな、期待と共に、少なからず不安を抱いていた、人も少なくありませんでした。
しかし、ラフシモンズは、自身のコレクションとは、全く異なる、ノーブルで、美しいジル・サンダーを表現しました。
また、服だけでなく、アクセサリーやバッグなども展開しました。
それ以降のジルサンダーは、ラフ シモンズの手腕もあり、カラー・シルエット・機能性が、世界中で高い評価を受けました。
Luke Meier夫妻クリエイティブディレクター就任
2018年春夏コレクションから、ジル・サンダーのクリエイティブ・ディレクターに就任した、ルーク・メイヤーさん(Luke Meier)と、ルーシーさん(Lucie)夫妻。
ルーク・メイヤーさんはカルト的人気を誇る、スケーターブランドの、シュプリームのヘッドデザイナーを務めた人物でもあります。
また、ルーク・メイヤーさんはOAMC(オーエーエムシー)のクリエイティブディレクターでもあります。
OAMCは2014年にローンチされたメンズブランドです。
ラグジュアリーな素材を使用した、ガーメンツと、ストリートな香りが漂う、スタイリングで、ファッションエディターや、感度の高い、富裕層から、注目を集めている、話題のブランドです。
また、ルーシー・メイヤーさんは、ルイヴィトンやDior、BALENCIAGAなどのデザインチームを率いていたデザイナーでした。
ハイエンドな、ストリートスタイルを基準とした、リアルクローズを得意とするブランドの、デザイナーが手掛ける、新生、ジル・サンダー。
ノーブルで、洗練されたシンプルなガーメンツにどこかクリーンな雰囲気を感じさせる、ベーシックスタイリングが、ジル・サンダーと言うブランドの素晴らしさを再確認させてくれるような、コレクションでした。
ジル・サンダーのテーマカラーである、モノトーンや、アースカラー、そして、ノーブルなライトグレーの使い方が印象的でした。
最後に
今回は人気沸騰中のブランド『Jilsander』について紹介させて頂きました。
ファッショエディターや、感度の高い、富裕層、そして都会で生きる、キャリアウーマンや、エリートビジネスマンに愛される、ジル・サンダーのウエア。
ジル・サンダーの掲げる、ミニマリズムなラグジュアリースタイルが気になった方は是非チェックしてみましょう。