本日は今年後半のリリースが予想されているsacai(サカイ)×NIKE(ナイキ)の最新コラボフットウェアのcortets.4.0 OG(コルテッツ4.0OG)の公式ビジュアルが発表されましたので紹介します。
sacaiについて
sacaiを率いる阿部千登勢さん(アベ チトセ)は国内のファッションデザイナーの中において非常に影響力と実力を持ったデザイナーのひとりと言えます。またサカイというブランドは、世界のファッション市場においても人気の高いブランドと知られています。阿部千登勢さんらしいアクセントの効いたデザインで人々を魅了しています。
様々なテイストを組み合わせながらも、しっかりと着心地に関しても探求を惜しまない。パッと見のスタイルやシルエットからは想像し難いですが、実際に袖を通してみると、その着やすさの魅力に改めて気付くでしょう。これが世界で通用するドメスティックブランドだと感じることができます。
多くの柄やパターンやカラーを巧みに使いこなし、あらゆる素材を使いこなす。目でも楽しみ、着て楽しんでこそサカイの良さを知ることができる。細かな凝ったディテールとデザイナー独特のアイデアが盛り込まれたアパレルはフランス・パリでも注目を浴び続けています。
NIKE CORTEZについて
数あるナイキスニーカーのなかでも、コルテッツは最も歴史のある一足です。シンプルながらも飽きの来ないデザインで、永遠の定番と言えるローテクスニーカーです。Kendrick Lamarが曲中で“コレしか履かない”と証言するほど、コア層からもアツい支持を集めています。
コルテッツは、ナイキの歴史において最も重要なスニーカーと言っても過言ではない存在です。ナイキは創業者のフィル・ナイトが神戸でオニツカタイガーの品質と低価格を気に入り、1962年にアメリカでの販売権を取得したことから始まります。1964年には元陸上競技のコーチであったビル・バウワーマンと共同でBRS(ブルーリボンスポーツ)社を設立し、オニツカタイガーのランニングシューズをアメリカ国内で販売しました。やがてオニツカタイガーの製品開発にも関わるようになり、ビル・バウワーマンの試行錯誤によって「タイガー コルテッツ」が誕生したのです。軽量でクッション性に優れ、快適な履き心地を実現するタイガー コルテッツは陸上界に革新を起こし、またたく間に看板商品になりました。
sacai × NIKE 過去のコラボ
ランウェイショーでモデルの足元を飾ったブレーザーとワッフルレーサーは、その後数年間にわたってスニーカー界を席巻することになるサカイ×ナイキのコラボフットウェアコレクションの第1弾となりました。
2019年5月16日にリリースされた「LDワッフル」は、サカイのデザイナーである阿部千登勢らしさが盛り込まれた特別なスニーカーに。
そのシュータンやスウッシュの2重構造はまさしくサカイならではのデザインとして、以降のコラボアイテムにも引き継がれるエッセンスとなりました。
LDワッフルに続いてブレーザーMidが同月30日に発売されました。
本モデルではナイキのアイコニックな2つのバスケットボールシューズ、すなわちブレーザーとダンクを組み合わせたハイブリッドモデル。
ブレーザーとダンクそれぞれのスウッシュ、シュータン、シューレースを重ね合わせた特異なモデルは大きな話題を集めました。
5月に発売されたLDワッフルの新色が同年9月に3色同時リリースされました。
ナイキのLDVとワッフルレーサーという2つのモデルを絶妙に組み合わせたモデルです。
2重構造のスウッシュやシュータンによるデザインの重さをアッパーのメッシュ仕様で打ち消した独特の意匠は阿部千登勢イズム満載です。
同年5月に発売されたブレーザーMidの新色が2種10月にリリース。
それぞれモノトーンを基調としたシックなカラーリングで人気を集めました。
本モデルリリース時には合わせてナイキとサカイのコラボアパレルコレクションも登場。
テニスの大坂なおみやプロスケーター兼サーファーのスカイ・ブラウンらがルックブックに起用されたことでも話題となりました。
2020年にLDワッフルがアップデートされリリースされました。
メッシュ素材だったアッパーをナイロンに変更しよりシックな風合いに変更されました。
シューレースはリボンタイプのものが付属しラグジュアリーな雰囲気が追加されています。
2020年11月発売された、同モデルはマラソンシューズとして一時ランナーの足元を席巻したヴェイパーフライと、アスリートの意見を取り入れ毎年のようにアップデートがなされるランニングシューズエア ズームペガサスの2つを組み合わせた1足。
これまでのモデル同様に二重構造となっているシュータンとスウッシュ、シューレース。
そしてサカイの十八番である異素材を組み合わせたアッパーやソールユニットが特徴的な本モデル。
2020年12月に発売。
ジャマイカの国旗のごとくイエローとグリーンを基調としたモデルと、ヴィランレッド/ネプチューングリーンで構成されたモードチックなモデルが発売されました。
ヴェイパーフライとエア ズームペガサスのエッセンスが合体した本モデルはダッドスニーカーのようなラージなデザインながら、ランニングシューズとしての軽さを持ち合わせた特異なスニーカーです。
2021年にはヴェイパーワッフルのアッパーをナイロンに変更したモデルが登場しました。
セサミカラーとパープルの2モデルはどちらもカラフルながらコーディネートの邪魔をしない絶妙なカラーリングです。
これまでにリリースされたナイキ×サカイのスニーカーの中でも屈指の人気モデルとなりました。
2019年にリリースされたサカイ×ナイキのブレーザーをローカットに仕上げたモデルが2021年6月にリリースされました。
白をベースに爽やかなカラーリングでリリースされたこの2足はローカットになることでよりコーディネートへの合わせやすさがアップデートされました。
21年6月にリリースされたローカットVerのブレーザーの新色が2色リリース。モノトーンタイプのモデルはまさしく2019年10月に登場した白黒のブレーザーMidのローカット版といった風合いでどんなファッションにも合わせやすい1足です。
対してブラウンのモデルは差し色のユニバーシティレッドがかなり強烈な印象の上級者向けモデルとなりました。
サカイ×ナイキの十八番モデルLDワッフルに藤原ヒロシ手がけるフラグメントデザインのエッセンスを添えたスペシャルモデルが2021年夏にリリース。
ファッション・ストリート界隈の主役級ばかりを集めたトリプルコラボは、メッシュ仕様のLDワッフルをシックなグレーとネイビーカラーでまとめた2足となっています。
フラグメントのエッセンスとしてはミッドソールに書かれた「The Classic / Fragment : sacai」の文字と、2重となったシュータンの1枚に書かれた稲妻マーク。
ハイプなブランドばかりの弩級コラボとしては非常に使いやすいデザインです。
香港発のストリートブランドクロット(CLOT)がサカイ×ナイキの名作モデルにジョイン。
CLOTといえば近年中華服のごとき光沢を持ったアッパーが特徴的なエアフォース1をリリースし注目を浴びたブランド。
今回のトリプルコラボでもサカイ×ナイキのLDワッフルをCLOT流に大胆にアレンジ。
半透明なアッパーや、CLOTとナイキの2006年コラボのエアマックス1からセルフオマージュしたスネークスキンのスウッシュ。
そして暗闇で怪しく光るリフレクター素材を使ったもう一つのスウッシュはまさしく流石CLOTと言えるでしょう。
サカイ×ナイキ×クロットからトリプルコラボのスニーカーが再び登場。
2013年リリースのクロット×ナイキのエアマックス1 SPのセルフオマージュとも言えるシューズ。
縫わずに接着する特殊なシースルーアッパー、斑点模様のミッドソール、リフレク素材のスウッシュなどをサカイのLDワッフルに落とし込んだスニーカーです。
アンダーカバー(UNDERCOVER)とのトリプルコラボが10月29日に発売。
ナイロンベースの秋冬向けのLDワッフルをなんと3種類も同時発売。
そんな本作は、コラボを全面に押し出していないのが印象的。
シュータン裏とヒール沿いにさりげなくアンダーカバーロゴを入れるにとどめ、あくまで配色で魅せています。
2021年に海外で先行発売されていた、サカイ×ナイキ×ジャンポールゴルチエのトリプルコラボスニーカーがついに2022年2月に日本でも発売されました。
あのマルタン・マルジェラの師としても知られ、かつてはエルメスのデザイナーも勤め上げたゴルチエは間違いなく世界トップクラスのデザイナー。
そんなチームアップから生まれた作品の一つがこのコラボスニーカー。あえて縫い目を見せつけるようなインサイドアウトのデザインはゴルチエの得意とした手法からオマージュ。
そこにサカイ独特の素材の重ねがけが違和感なくフィットしており、唯一無二の雰囲気を醸し出しています。
白、黒のヴェイパーワッフルが2022年3月にリリース。
ズームヴェイパーフライとペガサスを組み合わせたデザインをあえてワントーンにすることで派手さを軽減。
ボリュームを感じさせないシンプルさを持ち合わせた一足になっています。
また、ガムソールのブラウンが丁度いいアクセントになりました。
22年3月31日白と黒のワントーンで表現されたブッレーザーのローカットがに登場。
白はソールを含めオールホワイトな色味が持ち味。黒はレザー部分の光沢感に色気があり、細身のパンツと合わせればどこにでも履いていけそうな高級感を持ち合わせています。
本コラボの特徴
Cortezの誕生50周年を記念して企画されたモデル。今回リークされた公式ビジュアルを確認すると、1972年に〈Nike〉の共同創設者であるBill Bowerman(ビル・バウワーマン)がデザインしたOGモデルの配色を取り入れ、ホワイトやグレー、ブルー、レッドを各パーツに採用した1足と思われます。2重構造のシュータンやレザーパーツ、プリントを重ねたダブルスウッシュなどのディテールに加え、3重4重にも重なったミッドソールの前足部にはAir Zoom Alphafly Next%(ズーム アルファフライ ネクスト%)などのモデルにも見られるビジブルZoom Airユニットを搭載するなど、阿部千登勢らしいハイブリッドなデザインに仕上がっています。
リリース日について
残念ながら詳細な日時は決定していないようですが、秋頃との予想がされています。
気になる方は公式のアナウンスを随時チェックしましょう。