カニエウエストって何が凄い?!後編
常に音楽、ファッション、政治ニュースを騒がせる皆さんご存知”Kanye West”(カニエ・ウエスト)。
知っていてもなんで凄いのか?意外と知らない方は多いのでは無いでしょうか??
彼は数々の偉業や天才的発想から革新を起こしており、音楽、ファッション、政治などに多大な影響を与えています。
前編を見るともっと彼の凄さと天才ぶりがわかると思います。
災難と成長
サードアルバムリリースの同年カニエは母を失い、さらに翌月約5年間婚約していたパートナーと離婚。
数々の災難が降りかかるもツアーを回らなくてはいけない彼は、自身に起こった複雑な感情をラップに落とし込むパフォーマンスに難しさを感じ、オートチューンをかけた声で歌うことを選びます。
こうした大きな心境の変化はそのまま作品作りにも生かされ、オートチューンとローランドのTR-808(通称ヤオヤ)のドラムマシンを多用し、愛と悲哀をテーマにしたアルバム”808s & Heartbreak”(808s &ハートブレイク)を2008年にリリース。
これまでとはうってかわり、弱さを見せる繊細なテーマを歌で紡ぐことで、ヒップホップの枠にとどまらないアーティストとして成長していく。
MTV事件
“MTV Video Music Awards 2009″の最優秀女性アーティスト・ビデオ賞で受賞した”Taylor Swift“(テイラー・スウィフト)のスピーチ中に泥酔したカニエが乱入し
“テイラーではなくビヨンセのビデオの方が受賞するべきだ”とコメントし会場からは大バッシングを受ける。
後日すぐに謝罪のコメントを出したカニエだったが世間の批判は強く、彼は少し音楽活動を自粛することとなった。
しかしここでカニエは終わらないのだ笑
壮大なアルバム制作プロジェクトに取り掛かります。
“Bon Iver“(ボン・イヴェール)や当時まだ若手の”Nicki Minaj“(ニッキー・ミナージュ)、など多数のアーティストたちを集め、2010年に”My Beautiful Dark Twisted Fantasy”(マイ・ビューティフル・ダーク・トウィステッド・ファンタジー)が完成する。
ビジュアルイメージでも絵画や映画をモチーフにカニエの芸術的感性が表現されており、過去最高の評価を得る作品となった。
彼の世界観が詰まったこのMVも面白い物に仕上がっています!
キムカーダシアンとの結婚
“Kim” Kardashian”(キム・カーダシアン)はリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で知られる、カーダシアン家のひとり。 パリス・ヒルトンの親友として知られるようになり、リアリティスター、セックスシンボル、SNSの女王など、数え切れないほどの代名詞を持つ。
そんな彼女とカニエは結婚し第一子を授かります。この結婚に対する評価は様々でした。わら
YEEZUSとYEEZY
アルバム”YEEZUS”(イーザス)リリースをきっかけにファッション・ブランドとして”YEEZY”を立ち上げ、シングルでは”Paul McCartney”(ポール・マッカートニー)や”Rihanna”(リアーナ)と共演、まさに順風満帆なようにみえるカニエだったが、2015年のMTV Video Music Awardsのスピーチで大統領選挙出馬表明したり、突如自分は約60億円の借金があるなど告白してFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグに泣きついたり、その他問題発言やビーフ、ゴシップといった話題に事欠かすことなく、今後はCDのリリースは行わないと宣言。ジェイ-Zらと共同運営を行う音楽配信サービスTIDAL限定で”THA LIFE OF PABLO”(ザ・ライフ・オブ・パブロ)をリリース。こうして彼のキャリアを遡ってみると、自己顕示欲の塊のような男だが、途方もない想像力と実現力、そしてそれに裏打ちされたとてつもない自信が漲っているのだろう。精神状態は不安定ながら、自分を見捨てることをしない、どうにも憎めない魅力と、若いアーティストを率先して起用し牽引していく姿勢は素晴らしいと感じませんか?
2020年現在では大統領出馬を表明し世間が騒いでいます。
わらそのことについても詳しく取り上げていきます!