毎度話題となるコラボモデルを発表している『supreme』より、1999年に登場した『NIKE Air Max 97 TL99』とのコラボがまことしやかに囁かれています。
ですのでsupreme、元モデルを含め紹介します。
supremeについて
シュプリームの創業者兼CEOであるジェームス・ジェビア(James Jebbia)は、ニューヨークのスケートショップ「パラシュート」での経験を経て、1989年にセレクトショップ「UNION NYC」を設立します。
ニューヨークのストリートでスケーター達と交流を深めたジェビアは「自身の理想とするスケートショップ」を目指し、1994年4月に、マンハッタンのダウンタウンの一角を借りて、シュプリームをオープンした事から始まりました。
そしてSupremeは、常にヒップホップ文化やストリートウェア業界の中心に君臨してきました。
世界に12店舗しか存在せず、セレクトショップへの卸もごく一部を除いてほとんど行わないにも関わらず、1億ドル以上の資産価値を有する巨大ブランドであるシュプリーム。
様々な現代アーティストの作品をフィーチャーしたアイテムや、ナイキ、コムデギャルソン、ノースフェイスやルイヴィトンといった有名ブランドとのコラボレーションなど、シュプリームの出すプロダクトには幅広い層を引き付けてやまない魅力が沢山ありますが、中でも最もポピュラーかつシュプリームを象徴するモノと言えば、ボックスロゴです。
赤で塗りつぶされた横長の長方形にFuturaフォントでシンプルに「Supreme」と書かれたこのロゴは、アメリカの女性アーティスト、バーバラ・クルーガーの作風から
着想を得ています。
現在、ボックスロゴはTシャツへのプリントやパーカーへの刺繍のみならず、自転車、ナイフ、バスケットボール、ワイングラスなど、様々な商品にプリントされ、毎シーズンで高い人気を誇るアイテムになっています。
コカ・コーラやグッチ、ルイヴィトン、バーバリーといった超有名ブランドのロゴやデザインとボックスロゴ掛け合わせたプロダクトを次々と(一部ブランドに無許可で)発表し話題を集めたシュプリームは、コラボレーションによって発展したブランドとも言えるでしょう。
2002年にはナイキSBとのコラボDunk Lowを発売、その後もノースフェイスやコムデギャルソンなど、数多くのブランドと度々コラボレーションを実施しています。
極めつけとなった先述の2017年のルイヴィトンとのコラボレーションは、ストリートファッション界のみならず、普段服に興味のない一般層にもシュプリームの名を広く知らしめる結果となりました。
NIKE Air Max 97 TL99について
Air Max TL99
1998年に登場したモデルである『NIKE AIR MAX TL99』。
残念ながら非常にマイナーなモデルの為発売年のみ分かっています。
ただ、ヒール部分にあしらわれたデザインが特徴的です。
Air Max 97
スニーカーヘッズではない方でも絶大な人気を誇るスニーカーです。1997年に発売されたエアマックス97は、波のようなラインリフレクティブ素材を備えたアッパーに加え、史上初のフルレングス・ビジブルエアを搭載した一足。初代エアマックスではヒール部分に設けられたほんの小さな窓だったビジブルエアが、エアマックス95では前足部に、そしてエアマックス97でついにヒール全周にわたって搭載されることとなりました。ちなみに試作段階においてはエアマックス95が「Air Total Max(エアトータルマックス)」、エアマックス96が「Air Total Max2(エアトータルマックス2)」、エアマックス97が「Air Total Max3(エアトータルマックス3)」というコードネームで呼ばれていたそうです。
デザイナーのクリスチャン・トレッサーは、1996年から1997年というわずかな期間のみナイキに在籍し、現在はフリーのシューズデザイナーとして活躍する人物です。わずか10ヶ月という時間で、エアマックス97という後世に残るシューズをデザインしたのだ。その近未来的なシルエットは「サイバーマックス」の愛称としてファンの間ではおなじみ。ウェーブ状の独創性溢れるアッパーの形状は池に落ちる水のしずくをイメージしています。オリジナルモデルのメタリックシルバーは「シルバーバレット」とも呼ばれ、日本の新幹線やマウンテンバイクからインスピレーションを受けて生み出されました。
本モデルの特徴
ベースとなるのは、1998年登場の“Air Max TL(エア マックス TL)”。
流曲線状のアッパーに、1997年登場の“Air Max 97(エア マックス97)”のフルレングスのビジブルエアをセットしており、ヒールのSupremeロゴとオリジナル時に使われていた“TL”ロゴがアクセントになっています。
両ブランドのロゴが入ったオレンジのハングタグなど、こだわりのディテールは必見です。
カラーはホワイトを基調に、随所にグレーを配置した上品な1足に仕上がっています。
販売方法
販売日、販売方法についてはまだ残念ながら明らかになっていません。
ですが、22年末〜23年ドロップが予想させています。
続報を待ちましょう。